川 柳【 誹風柳多留(はいふうやなぎだる)遺抄】1765–1840年、ほぼ毎年刊行されていた川柳の句集 面白いものを抜き出しました。 嫁の年 捨て鐘ほどは 嘘をつき 気があれば 目も口ほどに ものを言い 女同士 どこしかアラを 見出しあい 箱入れに すれば内にて 虫がつき 南無女房 乳を飲ませに 化けて来い 裸でと いえば娘は おかしがり 寄り合うと 人の頭の ハエを追い 通さぬは 通そうための 道普請 【 川 柳(日本古典文学大系)】 寝ていても団扇の動く親心 三人で三分なくなる知恵をだし 母親はもったいないが騙しよい はげ頭よい分別をさすりだし 内の者よろしくなどと作を入れ 2つ3つ内輪に年をあてるなり 1日に足らぬ仕事に蛇を混ぜ |